おまけ


ベリアルの硝子魔法が色々と謎なのでみんなで聞きに行くことにしたよ。

 

 

セイル「あいつにものを聞くのやだな〜。」

ガープ「一応仕事なんだからしゃーなしっすよ。」

「お前ってなんだかんだで律儀だよな…。」

 

「で、その硝子魔法って原理どうなってるんだ?」

ベリアル「なんでお前らに言う必要があんの?」

「ほらーー!言うと思ったー!!」

「そりゃあ頭ん中覗いたら俺が何言うかも分かっちゃうわな。」

「なっ、ちが…見てませんー!!そのやれやれみたいな顔やめろ!」

「先輩うるさい。」

「で、それはそうとなんでベルちゃんもいんの?俺は歓迎するけど。」

ベルフェゴール「新しい情報が聞けるかもっていう限りなく低い可能性に賭けてつい来てしまったのよ…私の労をねぎらって何かゲロりなさい。」

「そうさな、じゃあベルちゃんのために一肌脱ぎますか。」

「恐るべき手のひら返し…女の人ってずるいです…。」

「俺は可愛けりゃ男でもオッケーなんだが?」

「ほ、本題を、」

「ああ、言っとくが詳しくは話せないぜ。俺もよくわかってないもんでな。」

「本人もわかってないんじゃん。」

「魔法や魔術なんてそんなもんだろ。だから研究してる奴がいるんだろうが。で、何から話せばいいのやら?」

「まず聞きたいのはそうね、あなたが作りだすそのガラス、本当にガラスなの?温度のない氷だとか……そういうガラス状態を疑似的に再現しているものではなく?」

「俺は少なくともガラスだと思うぜ?いっぺん軽く熱してみるとわかるが、氷みたいに水になったりはしないからな。勿論燃えたりもしない。そう言えば結露はするな。」

「相変わらず判然としないのね。じゃああれは?あなた一度出したガラスを変形させたりするじゃない。熱したりしてるわけ?」

「してない。引っ張れば伸びるし他の形にも変えようと思えばいくらでも変えられる。質量は変わらないがな。」

「あ、もしかして飴なのでは?」

「食べてみる?」

「生理的にちょっと…」

「いや飴も熱したら溶けるし…。もし本当にガラスだとしてさ、普通攻撃が当たったら砕けると思うんだけど。」

「魔法の効果は全部反射するんだっけ。反則だよなーー。」

「それはあれだ、ベルちゃんの言う信仰のなんちゃら。」

「思い込み魔法ね。」

「そうそ、ん……?そんな頭悪そうな名前だったっけ?まあいいや、その思い込み魔法で鏡の反射効果を付与してるってところかね。」

「ふよ?」

「付与。」

「は…?ちょっと、意図的に付与…??ふざけんじゃないわよ。」

「良いんだよあんなの適当で。火に感情とか水に時とか、あんなの単なるイメージだろうが。だったら同じように鏡に反射がついてたっておかしくねぇだろ。」

「まあ…原理的にはそうとも言えるのか……?」

「ほへぇ。新しい属性を作ることもあながち難しくはないんでしょうか。」

「帰るわ。」

「え、いやそこまで怒らなくても。」

「違うわよ!新しい仮説を早くまとめないと……他にも目ぼしい情報があれば必ず持ってきなさいガープ。いいわね。それじゃ。」

「へいへい。」

「おお。さすがだな〜魔術オタク。てことで、ベルちゃん行っちゃったし喋り疲れたから俺ももう帰るわ。」

「えっウソ。疲れるほど喋ってなくね。」

「いいのいいの。あ、ちなみに新しい情報が得られなかったらどうなんの?ボコボコにでもされんの?」

「今回は機嫌良さそうだからなんとか……って分かってんならなんか教えてよ。」

「おやおや〜面白いから却下です。」

「うっざ……なんなんだよこのオッサン……。」

「がっくん〜おっさんはさすがに傷付くでしょうが。訂正しろ。」

「ふぅ仕方ない…ガープの命は惜しいがこいつもこれ以上喋る気無さそうだし、僕はお暇するとしよう。」

「先輩帰りたいからって俺を見捨てないで。」

「おう。そうそう、お前らの依頼主によろしくな。取材の謝礼。」

「あ、今回有志なので。ご協力ありがとうございました。」

「チッ…」

「あからさまに舌打ちしたよこの人。」